お客さんからの相談を受けていてそうだなぁと実感したことです。
金策に意識が向かい始めると、本業に力が注げなくなってきて、結果として売上が減少してしまう、という結果を招きやすいということです。
つまり、一度資金繰りに困窮してしまえば、そのことで頭が一杯になるために余計に売り上げが落ちて、資金繰りがさらに厳しくなるという負の連鎖に繋がってしまいやすいということです。
一般的には借入金が返済できない時は、リスケを銀行へ依頼して返済の件数をまとめたり、返済期間を延ばすということを選択されます。これが一般常識かと思われますが、著者のたちばなはじめさんは、自身が破産しようと思ってもお金が高すぎてできなかったことから、億単位の借金を持ったまま破産せずに立て直した実経験を基に書かれた本でした。
一見頭がおかしい人の考え方のように映るのですが、読んでいくうちに極めて真っ当だということが分かります。
信用保証協会の付いた融資は通常避けたい借り方ですが、代位弁済をしてもらった後に返済してゆくお金が元金充当される、ということを知ってとても驚きました。
真の意味で、合理的にお金を返すことを考えた場合、返済をやめることしか選択肢が無いように思えました。
事業運営がまともでなければ、借金なんて返せるわけがありません。
無駄な設備投資や、間違った資金繰りの結果が負債を生む元凶な訳ですから、借金を膨らませ続けながら健全な経営なんてできる訳がないです。
事業からの利益が見込めるからこそ、一度返済をやめるという選択肢があるというのが本質です。
リボ払いの悪魔のような仕組みを理解すれば、ほとんどの人はそんな支払選択はしないはずですが、何も知らない人は便利だなという感覚で、知識が無いことで泥沼に引きずり込まれます。
経営者となることは、最低限の金融リテラシーが必要です。
たちばなはじめさんは、とてもよい内容を書かれていると思いました。私のお客さんにも、著書を勧めようと思いました。
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